主要内容

192チャンネル高出力レザマカ

最大毎分300mのスピドで画像やQRコドなどの可変画像印字が可能
2022年4月1日,本技術を採用した“理光FC-LDA打印机500”が一般社団法人レーザー学会の2022年度第14回レ,ザ,学会産業賞において奨励賞を受賞しました。高速生産ラインへの導入を実現し,食品や製品のトレーサビリティへの展開が期待されていること,今後は高出力LDを多チャンネルに独立・高速精密制御できることからレーザー溶接への応用や电梯(激光向前转移)への応用が期待されることが評価され,受賞に至りました。賞にいての詳細はこらをご覧ください。

背景

商品のラベルやパッケージに印字するべき情報はさまざまですが,商品情報などの共通情報だけでなく,製品のトレーサビリティ管理のための2次元バーコード(QRコードなど)やシリアルナンバー,多言語対応など,商品ごとに個別の情報を印字したいというニーズが高まっています。

大量生産される商品への情報の印刷は,同一の内容であれば高速印字が可能ですが,個別に異なる情報を印字したい場合は,印字装置の速度が間に合いません。そこで,他の紙やシールなどのメディアを使ってコストをかけて対応したり,多言語対応のために必要な情報を全て盛り込むことで文字が小さくなり,可読性に影響を与えてしまったりしていました。

qrコドは,(株)デンソウェブの登録商標です。

解決したこと

リコ,は,世界最速で可変画像印字が可能なレ,ザ,マ,カ,を開発しました。大量生産ラインの速度に匹敵する最大毎分300で高速搬送されているロール,ロールのフィルムに対して,個別に異なる画像の印字が可能で,さまざまな生産ラインでの活用が期待されます。

*当社調べ
2020年8月19日現在
  • 生産数の少ない限定品や短期間のみのメッセ,ジ掲載
  • トレサビリティやキャンペン向けに個別のqrコドやシリアルナンバ印字
  • 国や地域ごとに言語を変更して印字
  • レ,ザ,による非接触印字で衛生用品への印刷にも適応可能

棚卸·トレ,サビリティ管理支援

キャンペ,ンの可変情報印刷

箱などのパッケ,ジへの多言語印刷

リコー製サーマルメディアと組み合わせることで,200 dpi・最大毎分300の超高速印字を実現します。レ、ザ、印字層はほぼ無色透明なため、デザ、ン性を保ったまま情報の追記が可能です。

レ,ザ,照射により黒発色·白発色するサ,マルメディア印字の例(白発色は研究開発段階)

技術の特徴

高速印字を実現するため,192個のレーザー光源の高速独立変調駆動が可能な高出力レーザーマーカーを開発しました。

世界最高出力の2000wレザマカ

10万分の1秒ほどの短時間照射で熱反応を起こして,高速にサ,マル印字が可能。

*当社調べ
2020年8月19日現在
192chレザアレを80kHzで独立変調

チャンネルごとに最高毎秒8万回変調制御するレーザードライバーを独自に開発し,高速・高精細な印字を実現。

ほぼ無色透明なサ,マルメディア層

分散技術や高耐性発色技術を生かしてサマルンクを開発。これをコーティングすることで,ラベル,袋,箱などさまざまなものをメディア化し,レーザー印字が可能に。

透明サマルメディア層への印字のメジ

192チャンネル高出力レ,ザ,装置としての多用途展開

これらの高出力,高速,高精細な特長を生かして,さまざまな応用に向けて開発を進めていきます

印刷紙へのレ,ザ,マ,キング

サーマルインクの保存性が課題になるアプリケーション(薬包箱等)向けに,レーザーでインクを焼き飛ばすことで印字が可能。

レ、ザ、による焼き飛ばし印字の例(黒い部分を残すようレ、ザ、を照射)

レ,ザ,加工機

レ,ザ,パワ,の高精度制御を応用した接着剤レスの樹脂溶着

高速変調技術を応用したビーム形状制御・高精度ドット位置制御により板金の溶接・切断や3 dプリンタの品質向上ができる。

樹脂溶着

レ,ザ,溶接

リコ,の想い

リコ,のサ,マルメディアは世界で高い評価を得て,さまざまなシ,ンで利用されています。また,mfpの書き込みなどで,長年レ,ザ,ビ,ム制御技術を培ってきました。これらの技術を組み合わせ,サ,マル印字をさらに高速·高精細にするレ,ザ,システムを開発しました。これらの特長を生かして利用シーンを広げ,必要なものを必要な時に届けるオンデマンドプリンティングによる課題解決に貢献していきます。