ドラえもんのポケットの道具で、「大切な写真」「あふれる書類」「子供の作品」「レシート」などなんでも放り込むだけで管理できる箱があったら「ぜひほしい!」と思いますよね。
ScanSnap iX1600はまさにそんな便利な道具で、兼業主婦にはなくてはならない逸品です。使い方は7歳の子供にも使えてしまう簡単さ。
私も忙しい毎日を一部でも効率化できたことで、自由な時間を増やせました。
「デジタル管理」と聞くと、主婦として「大変そう」と身構えてしまう人も多いのではと思います。でも実際は初期設定もUSBの線でつなぐだけ。あとは表示で教えてくれます。無線でも接続できますよ。インストールも順番にやっていくだけで、メニューを選ぶのも簡単。もし間違えても料理の失敗のように焦げたり燃えたりせず、何度でも安全にやり直せます。スマホで電話とメッセージが使えるなら大丈夫。それくらい簡単なので、ぜひ私の使い方を参考にしてみてください。
ためしに我が家にある書類を思いつく限り並べて書いてみますね。仕事の書類以外の、家庭の書類のみでザッとこれだけあります。
なかなか圧巻の書類の山があっという間にできあがりました。これまで別々のファイルに収めて管理していましたが、使うファイルの量と重さがイヤになって「デジタルにしよう」と決意したのが私のスタートです。
最初いざ「デジタル化しよう!」と思い立っても、家にはプリンターしかありませんでした。
「パカっと開いて書類を入れて、スキャンボタンを押して、Macの前で待ち構えてOKボタンを押して、またプリンターの前に行ってパカっと開いて書類を入れて…」と延々繰り返している自分がコントみたいで笑えてきてしまい「ダメだこりゃ」と断念。
次はScanSnapと同じ会社PFUのSnapLite※1を使ってみました。こちらはライトスタンド型のスキャナーで、上にiPhone※2を置いてiPhoneのカメラと連動して画像を取り込んでいくスキャナーです。
こちらは開いた本や立体の物もスキャンできるのでとても便利でしたが、私が使っているiPhone Xs MaxはSnapLiteの対応機種ではないので、上に乗せると大き過ぎてグラついてしまいます。毎回手を添えなくてはいけなくて、大量の書類をスキャンするには不向きでした。
平面と立体のコラボのような子供の作品をスキャンするには最高で、アプリも本体も使いやすくこれはこれで今も愛用しています。
ですが2018年に販売終了&2020年にサービス終了になってしまいました。本当に悲しいです。(また新しい機種が発売されてくれたら最高なのですが…待っています!)
それから大量の本の置き場にも困っていたのですが、だいぶ片付けた後、「本も書類も家でもっと簡単にデータ化できるよ?」とScanSnapの存在を教えてもらいました。
※1 SnapLiteは販売終了製品です。※2 SnapLiteはiPhone X、8、8 Plus、7、7 Plus、6s、6s Plus、6、6 Plus、SE、5s、5c、5、iPod touch (第6世代、第5世代)に対応しています。ただしiPod touch(第5世代)のiSightカメラ非搭載モデルのA1509には対応しておりません。
ScanSnapと出会ってから目から鱗の連続でした。まず初期設定が簡単。そして使い方も簡単。うちには3歳と7歳と14歳の子供がいるのですが、7歳と14歳は帰ってきたら学校のプリントをスキャンしてくれるようになりました。
説明も「はーい、紙を向こう向きに入れまーす。このボタンを押しまーす。終わりでーす」のみ。これだけでデータ化してくれるので、夫婦で情報共有も簡単です。
スキャン後の書類は一定期間保存して確認したあと全捨てできて部屋もスッキリしました。iX1600の置き場所のリビングのテレビ横。家族の共有スペースにちょこんと置いています。
本のデータ化も、家で簡単にできるようになりました。
「スキャン後の書類はすぐに捨てる」という人も多いですが、子供が自身で確認したい書類は紙の方が使いやすそうだったので、1ヶ月くらい残すようにしました。こうすると「捨てすぎたかも?」という過ぎた不安感もなく、毎月見直して気分良く「完了!」と捨てられます。
デジタル化に移行したいと思いながらも、手帳だけはずっとアナログ手帳の人は意外と多いですよね。私も毎年「ジブン手帳」「CITTA手帳」「伊東屋のオリジナル手帳」など、グラグラ迷って翌年の手帳を決めるのが大好きです。
結局システム手帳にしたり、友達からもらった手帳を使ったりしているのですが、過去の手帳って思いのほかかさばるんですよね。気づけば段ボール一箱分になっていました。これもScanSnapでスキャンしてしまえばあっという間!
しかもiX1600に付属のアプリ『ScanSnap Home』には「ページの結合」という機能もあるんです。手帳を断裁して自炊PDFにしても、システム手帳をそのままPDF化しても、使っていた時と同じ見開き状態として簡単に保存できてしまいます。参照しやすく、うれしい機能でした。
写真は実際にシステム手帳を見開き作成したところです。モザイクをかけてしまっていますが、手帳として見やすいのがわかると思います。
主婦といえば、細やかに家計簿をつけるイメージを持たれる方も多いですね。でも実際子供が3人いると、睡眠時間を削って手書きの家計簿をつける体力は残りません。帰ってきたらすぐレシートはScanSnapを通してZaimにデータ化します。そうすると店名や金額以外にも品目まで記録できるので、「この野菜は使い切った」「この肉は作り置きにしておこう」と、在庫管理や献立作りにも役立つのです。
他にもScanSnap Cloudから、PCレスで直接データ化して送れる家計簿アプリ『Dr.Wallet』もありますが、品名までデータとして残すには月額600円の有料会員にならなくてはなりません。『マネーフォワードME』も『Zaim』と人気を分けるアプリですが、資産管理というより日々の記録として使いたいので、周りの友達も使っている『Zaim』にしてみました。
実際にレシートを取り込んでみた画面はこんな感じです。
※ScanSnap×Zaim連携でレシートを連続で読み取りたい場合、Zaimのプレミアム会員に登録する必要があります。レシートを1枚ずつ読み取る場合、無料会員でご利用可能です。
子供の成長は可愛く微笑ましく、作品のひとつひとつも捨てがたいですよね。「さよならする前に写真に撮っておけば良いのかな」と思いますが、できるだけ美しく残したいですよね。
そんな時は、オプションの「A3キャリアシート」が役に立ちます。
まずスキャンしてみたのは幼稚園でもらった、次女の誕生記念のカードです。お誕生日カードや卒業カードなどって、時々厚紙に写真が直接貼られていて剥がせないものがありませんか?そういうゴツゴツした紙も、キャリアシートに挟めばスムーズにデータ化できます。
息子が幼稚園のプレで生まれて初めて描いた顔です。おひなさまを作りました。これも折り紙を重ねてビラビラしているのですが、キャリアシートに挟めば解決。
これはイラストレーターである実家の母が、次女のリクエストで描いたお姫様です。スケッチブックを破った紙ですが、こういう切り口がバサバサの紙って詰まるのが心配なんですよね。でもキャリアシートを使えば安全に取り込めました。
こんな風に、ゴツゴツな紙も半紙のような薄い紙もこのキャリアシートがあれば、挟むだけで安全にデータ化できます。一枚ずつ挟まなくてはいけませんが、思い出の品たちなのでそれも良いのかなと思います。
私は仕事で使ったのが購入のきっかけでScanSnap iX1500から使っていましたが、新たにiX1600も使ってみて改めて感じたのは、「ScanSnapは一度使うと生活に絶対不可欠な家族みたいな機械」だということです。分厚い書類を気持ち良いほどの猛スピードでデータにしてくれるありがたさは、語るよりぜひ体験してみて頂きたいのです。
ScanSnap iX1600は「うちにはちょっと高いかも」「スマホのカメラでも良くない?」と言う方もいて、特に主婦の方は置き場所の確保の面からもScanSnap iX100を選ぶ方も多いかもしれませんね。
ですが実際iX1600を家で使ってみると、生活を一変するほど別次元な気持ちよさでした。「家にいつでもドラえもんの道具が口を開けて待っている」というイメージです。今回当たり前すぎて紹介しませんでしたが、年賀状も名刺も子供のプリントも写真も全部、3人の子育てをしながらでもラクに一元管理できます。
ぜひ一度使ってみてください。今回寄稿した記事やこれまでの記事が、デジタルとアナログの両立に役立てば幸いです。
Amika
5歳から詩を書き始め、19歳からCM楽曲を歌う。作詞作曲した楽曲が音楽事務所に渡り、ポニーキャニオンと東芝EMIからアルバム2枚、シングル7枚をリリース。3児の母。休養期間を経て200本以上の厘米音楽制作を続けている。現在音楽制作の傍ら、YouTubeラジオやnoteでの音声配信もしている。
http://www.amika.jp
※ドラえもんは、株式会社小学館集英社プロダクションの登録商標です。※ジブン手帳Goodsは合同会社ジブンの登録商標です。※CITTAは青木千草の登録商標です。※伊東屋は株式会社伊東屋の登録商標です。
ScanSnap iX1600
毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現し、簡単操作のタッチパネルを搭載。Wi-Fiの5GHzに対応し、原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。 驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。
※ 著作権の対象となっている新聞、雑誌、書籍等の著作物は、個人的または家庭内、その他これらに準ずる限られた範囲内で使用することを目的とする場合を除き、権利者に無断でスキャンすることは法律で禁じられています。また、スキャンして取り込んだデータは、私的使用の範囲でしかご使用になれません。
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